資産作りをスタートさせる限界の年齢はいくつ?
1日でも早く始めた方がいい
最近、資産作りに興味を持つ人が増えてきていることを感じています。
ただ、お金の話をすることがハシタナイとか、人前でお金の話をしてはイケナイと思っている人がいるのも事実です。
「資産作り」と言っても、単純に預貯金を増やすことですので、大袈裟に考える必要はありません。
早いとか、遅いとか、年齢は関係ありません。
今、学生なのか、社会人なのか。
会社員なのか、個人事業主やフリーランスなのか。
それとも会社を経営しているのか。
独身か既婚か、子供がいるのか、いないのか。
自分の立ち位置によって、資産の持ち方も若干違ってきます。
ただし、年金生活に入ってからだと厳しくなりますので、それまでにスタートするようにしましょう。
人生の3大出費とは?
人生には大きな出費が3度あると言われています。
それが「住宅購入」「教育費」「老後資金(介護費用)」です。
介護費用は、自分や配偶者の両親の場合もあれば、自分自身のことも含めて考えておくほうがいいでしょう。
住宅は金額が大きいので、ほとんどの人が住宅ローンを借りて購入すると思います。その時に注意したいのは、借りられる金額ではなく、返せる金額を知っておくことです。
子供にかかる教育費は、親の年収が高く、年齢が高いほど、幼児教育などにお金をかける傾向が見受けられます。早期教育が良いか悪いかは別にして、長期に渡ってお金が必要になりますから、ライフイベント表を書いておくといいですね。
また老後資金に不安に感じている方が特に多いのですが、国民年金や厚生年金を払っている人は、老齢年金である程度の収入は確保できますから、不足額を知ることが不安解消の一歩です。
老後資金が2000万円足りないかどうかは、それまでの資産によります。
毎年、誕生日月に届く「ねんきん定期便」で、受け取れる金額をチェックするようにしましょう。
資産作りの順番は?
資産作りの基礎は、貯金をすることです。
なんだ、そんなことか。
と思われたかもしれませんが、意外にも貯金が出来ない人がいるのです。
また、預貯金がほとんど無く、どちらかというと負債が多い人の方が、投資で一攫千金を狙って、負債の返済に充てようと考えている傾向にあります。この考え方は間違っているとはっきりと申し上げておきます。
年収の3〜6ヶ月分の預貯金を確保すること
もし、病気になり働くことが出来なくなったとしても、突然リストラされるようなことがあっても、最低限の生活ができる預貯金があることで、気持ちの持ち方にゆとりが出てきます。
そのためにも「お金を貯める習慣をつける」ことは、未来の不安を解消するためにも身につけたいものですね。
最初は3,000円からで構いません。毎月の積み上げが大切なのです。
銀行では「積立貯金」などのサービスがありますので、それらを利用して強制的にお金を貯めていくことです。
慣れてきたら徐々に金額を上げていきましょう。
投資を始めるタイミングは?
積立投資であれば、貯金と並行しても大丈夫でしょう。
ただし、年収の3〜6ヶ月分の預貯金が出来るまでは、投資1割:貯金9割で続けていきましょう。年収の3ヶ月分が貯まったところで、投資の割合を2割に引き上げてもいいですね。
また積立投資は時間を味方につけることが重要です。
長期間に渡っての積み重ねが、結果大きくなります。
遅いからと諦めず、今すぐスタート!
スタート時点で持っているものを可視化してみましょう。
- ライフイベント表
- 資産表
- 年間収支表
ライフイベント表を作成して、必要な資産を割り出して
年間収支表から、年間に貯蓄できる金額を知ることが出来ます。
そうすると、毎月の貯蓄額も割り出せますので、後はコツコツと積み立てていくだけです。
最初はなかなか増えていく感じがしませんが、それを乗り越えると違った世界が見えるかもしれませんね。