「国民年金未納」のハガキが届いた!? ドキッとした出来事の顛末
先日、「国民年金機構より国民年金の大切なお知らせです」というハガキが届きました。
“至急ご確認ください”の文字を見た瞬間、思わずドキッ。

めくってみると――
そこには「年金未納」の文字が!!
今回は、そんなヒヤッとした出来事の顛末を備忘録としてシェアします。
我が家の“ルール”と気になるハガキ
我が家では、外から帰ってきた人がポストの中身を取り出して
ダイニングテーブルに置くのが日課になっています。
この日も子どもが持ってきてくれたのですが、
その中に、やたら目立つハガキが1枚。
「国民年金機構より国民年金の大切なお知らせです。至急ご確認ください。」
そんな文面に、嫌な予感がよぎりました。
ハガキはめくって中を確認するタイプ。
恐る恐る開けてみると、
「国民年金保険料について納め忘れがございます。」と書いてあるではありませんか。
「えーっ、そんなはずない!」と、一瞬目を疑いました。
「いや、きっと大丈夫」と思いつつ、やはり「未納」という文字に動揺しました。
その日は夜も遅かったので、翌朝に年金事務所へ確認してみることに。

翌朝、年金事務所に問い合わせてみた
問い合わせるために、改めてハガキをもう一度見ると、
そこには「委託業者名」しか書かれておらず、
「管轄の年金事務所名」や「ねんきん加入者ダイヤル」などの電話番号は見当たりません。
少し違和感を覚えながらも、
自分で管轄の年金事務所の電話番号を検索して電話をかけました。
電話は「ねんきん加入者ダイヤル」へ転送されましたが、
対応してくださったのは、穏やかな口調の年配の男性。
どこか退職後に再雇用されたような、安心感のある方でした。
「年金未納のハガキが届いたのですが…」と状況を説明すると、
「実際に未納があるかどうか、状況を確認しますね」と丁寧に対応してくださいました。
「今後、もし同じようなハガキが届いても、ハガキの番号(委託業者)には電話しないで
直接、年金事務所に連絡してくださいね。」
その言葉を聞いた瞬間、ゾワッとしました。
「え?もしかしてこれって…詐欺だった可能性もあったのかな?」
最初はまったく疑っていなかったのに、この時になってようやく、違和感の正体に気づいたのです。
なぜ“年金未納”のハガキが届いたの?
私は半年分の国民年金保険料を“前納”しています。前回は4月末に銀行口座から引き落とし済み。
なので、未納のはずがないんです。
とはいえ、数年前に一度だけ、他の引き落としが重なって残高不足となり、
引き落としできなかったことがあって、
その時は慌てて振り込みをしたことがありました(いや、お恥ずかしい…)。
不安になりながら、年金番号を伝えて確認してもらうと――
やはり「未納はありません」とのこと。
そして、「次回は10月末に引き落とし予定ですよ」と教えてもらえました。
やっぱり、確認してよかったです。
これだけで安心することができました。
日本年金機構が委託している業者と判明
届いたハガキには、
「(株)バックスグループ・大阪コンタクトセンター」と記載がありました。
公的機関の連絡先等は一切記載なし。
日本年金機構の公式サイトを確認すると、
確かにこの会社と「アイヴィジット・NTT印刷共同企業体」という会社が
「委託している民間業者」として掲載されていました。
つまり、詐欺ではなかったけれど――
日本年金機構“直轄”ではなく、委託業者からの通知だったのです。
「そのハガキは無視して大丈夫です。
今後も何か届いたら、必ず直接年金事務所に確認してくださいね。」
職員の方に何度も言われた理由が、ようやく分かりました。
委託されているにも関わらず、情報が間違えているなんて…どういうこと?
電話にも注意!
実は数日前、怪しげな番号(0800-600-0600)から電話があったんです。

スマホの着信履歴
見覚えのない番号からの電話には、原則出ないようにしています。
そして、必ずネットで番号検索をしてから判断するようにしています。
0800-600-0600 の番号は
「(株)バックスグループ・大阪コンタクトセンター」でした。
おそらく 電話 → 出なかった → ハガキが届く の流れのようです。
コメント欄を見ていると、事情があって『免除申請』を出している方にも電話がかかってきている様子。
これってなんのためにしているんでしょうか。本当に意味があるの?
もし不安な時は、
公式の窓口(年金事務所や日本年金機構のHP)へ直接確認した方が安心です。
今回の教訓
- 「たとえ“日本年金機構”の名前があっても、まずは自分で確認(鵜呑みにしない)」が鉄則
- 委託業者からの通知=必ずしも誤りではないが、内容の正しさは別問題
- 連絡は 公式サイト記載の番号 か 管轄の年金事務所 へ
私も一瞬ヒヤッとしましたが、確認したおかげで安心できました。
もし同じようなハガキが届いた方がいたら、慌てずに、まずは管轄の年金事務所へ確認。これが一番確実です。
また、電話番号などを検索してこのページにたどり着いた方にとっても、
少しでも安心できる材料になれば幸いです。